考えさせられます。
ウルグアイの第40代大統領を務め、報酬の大部分を財団に寄付し、月1000ドル強で生活している。その質素な暮らしから世界で最も貧しい大統領と言われています。
2012年 ブラジルで開催されたリオ会議(Rio+20)では、経済の拡大を目指すことの問題点を指摘し、そのスピーチが話題となり、ノーベル平和賞の候補にもなりました。
会議でのスピーチ全文です。
この場に出席されている世界各国の代表の皆さん、ありがとうございます。
お招きいただいたブラジル国民、そして大統領閣下に感謝します。
これまでに発言された全ての方々が表明された誠意にも大いに感謝いたします。
いち国家指導者として、貧しい人々のための取り決めづくりに仲間として共に参加することを表明いたします。
しかし私たちにもいくつか声高らかに質問をすることをお許し願いたい。
今日の午後ずっと、私たちは「持続可能な発展」と「膨大な数の貧困者対策」を話し合ってきました。
けれど、私たちの本音は何でしょう?
今の発展を続けることが本当に豊かなのでしょうか?
質問させてください。
もしドイツ人がひと家族ごとに持っているほどの車を、インド人もまた持つとしたら、この地球はどうなってしまうのでしょう?
私たちが呼吸できる酸素は残されるのでしょうか。
もっとはっきり言いましょう。
例えば、最も裕福な西側諸国と同じようなレベルで、70億、80億の人々に消費と浪費が許されるとしたら、それを支えるだけの資源が今の世界にあるのでしょうか?
それは可能なのでしょうか?
それとも別の議論が必要ですか?
今のこの文明をつくったのは私たちです。
私たちは市場と競争社会から、文明という落とし子を生み出し、物質面での驚異的な進歩をもたらしました。
そして市場経済は市場社会をつくりだし、それを世界規模に拡大してしまいました。いわゆるグローバリズムです。
逆にコントロールされてはいないでしょうか?
こんな残酷な競争で成り立つ社会で、「みんなで世界を良くしていこう」なんて議論が、本当にできるのでしょうか?
私たちは本当に仲間なのですか?
私は今回の会議を否定するために言っているのではありません。
違います。逆です。
我々が今挑戦しようとする目の前の巨大な困難は、決して環境問題ではなく、明らかに政治の問題なのです。
人類は今消費社会をコントロールできていない。
逆に人類のほうがその強力な力に支配されているのです。
我々は、発展するためにこの地球上にやってきたのではありません。
幸せになるためにやってきたのです。
人生は短く、あっという間です。
しかし、その人生こそが何より価値あるものなのです。
余計なものを買うために、もっともっとと働いて人生をすり減らしているのは、消費が「社会のモーター」となっているからです。
なぜなら消費が止まれば経済がマヒしてしまい、経済がマヒすれば不況というお化けが我々の前に姿を現します。
しかし今この行き過ぎた消費主義こそが、地球を傷つけ、さらなる消費を促しています。
商品の寿命を縮め、できるだけ多く売ろうとする。
今の社会は1000時間もつような電球はつくってはいけないのです。
本当は10万時間、20万時間ももつ電球はあるのに、そんなものはつくらない。
なぜなら我々はもっと働き、もっと売るために、「使い捨て文明」を支える悪循環の中にいるからです。
これは政治問題です。
我々は今までと違う文化のために闘い始めなければならない。
石器時代に戻ろうとは言っていません。
このままずるずると消費主義に支配されるわけにはいかない。
私たちが消費主義をコントロールしなければならないと言っているのです。
ですから私は、これが政治問題だと言いました。
とても謙虚な思いからです。
かつての賢人たち。エピクロスやセネカ、そしてアイマラ人たちは次のように言っています。
「貧しい人とは少ししかものを持っていない人ではなく、もっともっとといくらあっても満足しない人のことだ」と。
大切なのは、『考え方』です。
だからこそ、皆さんと共にこの会議に参加し、国家指導者として、皆さんと共に努力したいのです。
私の発言は皆さんを怒らせるかもしれない。
しかし気づかなくてはいけません。
「水問題」や「環境の危機」がことの本質ではないということです。
見直すべきは我々が築いてきた文明の在り方であり、我々の生き方です。
なぜそう思うのか?
私は環境に恵まれた小さな国の代表です。
人口は300万人ほど、いやぁ、もうちょっと320万人ほどしかいません。
けれど世界で最もおいしい牛が1300万頭、また素晴らしい羊が800万から1000万頭。食べ物、乳製品、そして肉の輸出国です。
国土の90%が有効に使えるほど豊かな国なのです。
だからかつて私の仲間たちは8時間労働のために闘い、ついには6時間労働を勝ち取った人もいます。
しかしそうなったら今度は仕事を2つ持つようになりました。
なぜか?たくさんの支払いがあるからです。
バイクやマイカーのローンを次から次へと支払っているうちに、私のようなリウマチ持ちの老人になって人生が終わってしまう。
そして自分に問いかけるのです。これが私の一生だったのかと。
私が言っているのは基本的なことです。
発展は幸せの邪魔をしてはならない。
発展は「人類の幸せ」「愛」「子育て」「友達を持つこと」、そして「必要最低限のもので満足する」ためにあるべきものなんです。
なぜなら、それらこそが一番大事な宝物なのだから。
環境のために闘うのなら、一番大切なのは、人類の幸せであることを忘れてはなりません。
ありがとう。
本当にその通りだと思います。
考えさせられますね!
日本は戦後豊かになりました。経済や文化、生活は確かに他国が羨むほど発展しました。でも、何か置いてきてしまったと思いませんか?
『心の豊かさ』だと思う。モノは溢れ、ネットが正義になり、大人たちはしかめっ面して街を歩き、子供は下を向き小さな箱(スマホやゲーム)に魂を売り…。
仕事でも感じます。キャンプは少し昔の生活を体験し自然の中に入ることで、今の豊かさを感じたり自然の偉大さに感謝する気持ちをもったりする楽しみがあります。しかし最近は一億総カメラマン時代。映えを狙って道具ばかり揃え、並べて満足。まるで『成金のままごと』子供はイスに座りテレビをみて、ゲームをして、大人はスマホを眺める。
そんな世の中なんですね!
もったいない。空を見上げれば都会では見られない星空があります。地球にいる事が実感できます。
ボタンひとつで灯りがつく、お湯が沸かせる けどね、子供たちに焚き火の炎で灯りがとれ、お湯を沸かす そんな体験をしてほしい。ゲームやスマホじゃなく。
でもそれはきっと大人に余裕がないからなのかな??
『心の豊かさ』を育ててあげたいですね。
と、感じました。
沖縄旅行
毎年必ず1月の第3週は沖縄に行きます。
気がつけば13年連続です。
来年の申込みをしてきました。なぜ1月なのか、それは価格です。
往復飛行機、ホテル、レンタカー、朝食、夕飯がついて45000円以内です。
なにより観光客も少ないし、暖かいし。社会復帰が危ぶまれるほどにまったりしにいきます。
夏の沖縄もいいですが、冬の沖縄もいいですよ!
感動でした。(涙)
大ファンです。
大好きです。
ASKAさんのコンサートに行ってきました。
※これより先ネタバレあります。
東京国際フォーラム ホールA 2階席でした。
billboard classics ASKA PREMIUM SYMPHONIC CONCERT 2018 -THE PRIDE-
最高でした。
年齢層高めかな??と思いきや若い人も多い印象。事件をきっかけにASKAを知った方も多いのかな?
クラシックのコンサートは何度か行きましたが、また違った雰囲気。
会場は満員!!
奏者が現れ、ピアノの澤近さん、指揮の藤原いくろうさん
始まったのはOn your mark もうここでウルッっと・・・。
01.On Your Mark インスト
ASKA登場!!
02.熱風
03.Man and Women
04.I’m busy
05.はじまりはいつも雨
06.同じ時代を
07.迷宮のReplicant
08.しゃぼん
休憩 20分
09.FUKUOKA
10.未来の人よ
11.修羅を行く
12.MIDNIGT 2 CALL
13.君が愛を語れ
14.月が近づけば少しはましだろう
15.YAH YAH YAH
16.PRIDE
アンコール
17.SAY YES
18.今がいちばんいい
あっという間の3時間でした。